こんにちは。
私はカナダで個人事業主で家政婦をしています。
2023年の1月から12月まで毎月収入を公開してきました。
この度Tax return(確定申告)が完了して所得税や手取り額が露わになったのでご報告します。
何故収入公開をするのか?
1月の収入公開でこのように書いていました。
私は”フリーランス家政婦”がとても楽しくやりがいを感じています。
勤務時間も自分で決めることができるので、子供の送り迎えや家事の時間もきちんと取れて会社員時代よりも心にゆとりができました。
私も家政婦になってみたいな!という方のひとつの参考になればと思い、収入公開に踏み切ってみました。
今もこの想いは変わらず、むしろ強くなっています。
家政婦になって良かった!
色々なことに救われた!!
お金だけではなく、心が豊かになりました。
体が持つならリタイアなく続けていきたいと思っています。
ただ不満が1点ありました。
家政婦仲間がほしい・・・
この働き方は再現性が非常に高いです。
資格も必要ないし、誰にでもできる仕事内容です。
もしかすると私以外に家政婦が天職の方がいらっしゃるかもしれない。
そんな方と出会えれば私も家政婦仲間が増えて嬉しい!!
インスタグラムで”家政婦っていいよー!!”と発信していますが
無責任なことはしたくないなと思っていました。
無責任とは、「いくら稼げるかは分かんないけどとにかくおいでよ!楽しいよ!」
とすることです。
そこで毎月の収入公開、確定申告公開をすることで
家政婦は稼げるのか稼げないのか、信憑性の高い判断材料にして頂けると考えました。
しかも2023年は引っ越ししたばかりでお客様も知り合いもゼロの状態
自分でゼロから集客したところから始めて1年でいくら稼いだかを示せる年でした!
それでは前置きが長くなりましたがフリーランス家政婦の年収公開をいたします。
家政婦の手取り額
■毎月の収入
1月 収入:$1659 単価:$27.65/h
2月 収入:$1459 単価:$30.73/h
3月 収入:$2154 単価:$30.99/h
4月 収入:$1969 単価:$34.24/h
5月 収入:$3056 単価:$36.38/h
6月 収入:$3260 単価:$37.57/h
7月 収入:$4160 単価:$33.15/h
8月 収入:$4280 単価:$33.37/h
9月 収入:$3940 単価:$35.82/h
10月 収入:$10160 単価:$35.77/h
11月 収入:$4534 単価:$36.42/h
12月 収入:$3215 単価:$36.43/h
■合計収入 $43846
■連邦所得税 $0
■州所得税 $0
■CPP(年金) $794.78支払い
■EI(失業保険) $165.87支払い
■消費税 $1173.45支払い
■手取り額 $41711.9
かなり税金が安く収入の95%が手取り額となりました!!!
(不安になるほど高い・・・)
個人事業主は源泉徴収がないため、セルフ源泉徴収として20%よけていたので十分賄えました。
基本的に平日6時間しか働かず4万ドルの手取り額となりました。
お金持ちとは言えませんが、子供との時間も取りやすく生活は随分と楽になったと実感しています。
具体的に解説
連邦所得税・州所得税
連邦所得税・州所得税が$0でした。
この理由は詳しくは分かりませんが、課税所得が安かった為です。
収入から経費を差し引いた金額を所得と言い、
所得からあれこれ控除額が引かれたものが課税所得となります。
2023年は新規一転1年目で何かと経費が多く
収入$43846から所得$10,178.84まで圧縮できました。
経費は大きなものは住宅ローン金利、車、パソコンや掃除機なども新たに買いました。
細かなものでいくと交通費、携帯代や通信費、光熱費やYoutube premiumなども含んでいます。
生活費の一部を経費計上できるのもビジネスの利点のひとつです。
CPPとEI
CPPは年金です。日本の国民/厚生年金のようなものです。
EIは失業保険です。被雇用者と個人事業主でプランが違います。育休手当などもここから出ます。(ケベック州以外)
タックスリターンでの支払いはこの合計金額の$960.65となりました。
消費税
GST(連邦消費税) 5%
PST(サスカチュワン州消費税) 6%
個人住宅はPSTの徴収は不要とのことで、GSTのみ請求しています。
お客様からお預かりしたGSTから
経費で払ったGSTを差し引いた
$1173.45を納税します。(4月3日以降の引き落とし)
GSTはCRAのビジネスアカウントから自分でファイリングします。
タックスリターンとは違うのですが、手取り額に影響が出るので今回盛り込みました。
気になっていること
確定申告は私の収入、夫の収入それぞれと、合計したファミリーインカムとで算定されます。
今回、会社員の夫のほうに予想以上に返金がありました。
日本では103万円までは扶養控除扱いになりますがもしかするとカナダでもそういうのがあるのかな???
私は経費でガッツリ引いた結果扶養の範囲内での所得となって夫に沢山返ってきたのかな???
と疑問になりました。
最後に
とても長くなりましたが最後までお読みくださりありがとうございます。
会計のことを全く知らず、相談できる相手もいなくてここまでくるのに4年かかりました。
これから家政婦になるぞ!という方の手助けになることを信じて赤裸々に公開してみました。
こちらのコメント欄はうまく機能しないので、インスタグラムにDMを頂けると嬉しいです。