日本の洗濯機の標準コースは水道水そのままの温度ですが、カナダの洗濯機はレギュラーモードで温水を使うのが主流です。
つまり、洗濯後の洗濯機は湿って温かくて雑菌にとっては天国な環境!
せっかく衣類を綺麗に洗ってくれる洗濯機の中が雑菌まみれなんて嫌ですよね。
今回は洗濯槽の掃除に適した商品4つを試したレビューや価格・成分の違いについて詳しくまとめました。
また、自分の洗濯機に適した商品の選び方や、日ごろからできる洗濯槽を綺麗に保つポイントを解説していますので是非参考にしてみてくださいね。
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試した商品
漂白剤、グリステン、タイド、アフレッシュを試しました
どこで買えるの?
グロッサリーストアや薬局の洗濯洗剤コーナーにこのように陳列されています
使い方とレビュー
塩素系漂白剤
私の自宅の洗濯機の取扱説明書には塩素系漂白剤での掃除方法が記載されていました。書かれていた内容は
・月に1度または40回使用するごとに洗浄する
・漂白剤は洗濯洗剤の投入口に80ml入れる
・洗濯槽掃除モードにて洗浄する
安いので気楽に洗浄できるのが嬉しいところです。おそらく洗浄力は紹介する4つの中で最も高いので綺麗になるという信頼感もあります。ただ、洗浄中は漂白剤独特のツンとした匂いがあるので、あまり洗濯機には近づかない方が良さそうです。
グリステン
無色透明の液体で1本で3回分使えます。
洗剤の3分の1の量を洗濯槽に直接投入、または洗剤投入口に注ぎます。
使用した洗濯機はBlomberg。サニタイズモードでの掃除で2時間48分のコースでした。
このような感じで泡立ちました。
洗濯槽専用クリーナーとして販売されている中で最も安かったです。匂いは洗濯洗剤の香りでツンとした匂いは全くありませんでした。漂白剤が苦手な方はこちらもよさそうです。洗濯槽のカビっぽい臭いもすっかり抜けました。3分の1の量を目分量で入れるので投入量にムラが出ます。
タイド
一箱3袋入りの3回分です。
袋の中は顆粒状で、こちらを洗濯槽に直接投入します
使用した洗濯機はWhirlpool。洗濯槽掃除モード(Clean Washer)での掃除で1時間5分のコースでした。
小分けになっているので使いやすいです。タイドの洗濯洗剤の匂いです。
スッキリと綺麗になりましたが、固形のゴミやゴムの間の黒カビはそのまま残っていました。
アフレッシュ
一袋に小袋が3つ入っていてこちらも3回分でした。
タブレット状の固形洗剤で洗濯槽に直接投入します。
使用した洗濯機はBOSCH。サニタリーモードでの掃除で2時間のコースでした。
固形状なので唯一こぼす心配の無い商品でした。洗濯洗剤の香りが爽やかでした。開始5分ほど、洗浄剤が溶けるまでの間はカラカラと洗濯槽に当たる音がします。ご紹介した中で最も高価な商品ですが、ほかの商品と比べて仕上がりに大きな違いは感じられませんでした。
料金・成分比較表
今回ご紹介した4点(漂白剤・グリステン・タイド・アフレッシュ)の比較表を作りました。
漂白剤 | グリステン | タイド | アフレッシュ | |
1回辺りの値段 | $0.15 | $2.30 | $4.21 | $5.36 |
洗剤の状態 | 液体 | 液体 | 粉末 | 固形 |
洗浄中の香り | 漂白剤の独特の匂いがある | 洗濯の香り | 洗濯の香り | 洗濯の香り |
洗いあがり | 満足 | 満足 | 満足 | 満足 |
ゴムの中に付いている黒カビ | 落ちない | 落ちない | 落ちない | 落ちない |
主成分 | 次亜塩素酸ナトリウム | 界面活性剤 | 界面活性剤と酸素系漂白剤 | 酸素系漂白剤 |
洗浄時の水温 | 水でも効く | 水かお湯 | 熱いお湯 | 熱いお湯 |
・仕上がりによる差は分からなかった
・一番安価なのは漂白剤で一番高価なのはアフレッシュ
・漂白剤はツンとする特有の匂いがあるが、その他は洗濯洗剤の香り
・塩素系漂白剤は主成分が次亜塩素酸ナトリウムの洗浄剤→水でも効果あり
・グリステンは主成分が界面活性剤の洗剤→お湯の方が良いが水でも効果あり
・タイドは主成分が界面活性剤と酸素系漂白剤の洗剤→お湯での洗浄が必要
・アフレッシュは主成分が酸素系漂白剤の洗浄剤→お湯での洗浄が必要
自分に合った洗浄剤の選び方
結局4種類のうちどれを選べばよいか迷いますよね。
以下のチェック項目を参考にしてみてください。
チェック1 まずは洗濯機を確認
お使いの機種によってはオススメのクリーナーが記載されている場合があります。
こちらの洗濯機ではCLEAN WASHER with affreshの記載があり、アフレッシュが推奨されています。
チェック2 洗濯機からお湯が出ますか?
お湯が出ない場合は漂白剤がオススメです。
漂白剤が苦手な方はグリステンを選んでください。
チェック3 特に推奨されていないしお湯も出る場合
4種類全て使ってみた結果、どれも見える範囲での効果は同じでした。
なのでどれを選んでも大丈夫です。
コスパ重視の方は漂白剤が最も安く、次いでグリステン、タイド、アフレッシュの順に高価になります。
洗濯槽を清潔に保つ方法
洗浄剤だけではゴムの間の頑固なカビまでは撃退してくれません。
洗濯槽を清潔に保つためには日ごろの対策も重要です。
使用時以外は洗濯機のドアを開けておく
洗濯機内を乾燥させるためにドアを開けておきましょう。ドアを閉めたままだと洗濯機内の空気がこもり、湿気によってカビや雑菌が繁殖します。
このようなドアストッパーを使えば便利!
ゴムパッキンを掃除する
ドラム式洗濯機で見落としがちなのがゴムパッキンの溝です。
ホコリと水分が混ざって溜まりやすいので、頑固なカビになる前に定期的にお掃除をしましょう。
ここに生えたカビは洗濯槽クリーナーではほとんど落とせません。
洗濯物を入れっぱなしにしない
洗濯かご代わりに洗濯予定の衣類を入れっぱなしにしていたり、洗濯が終わっているのに長時間放置しているとカビや雑菌が繁殖する原因になります。
洗剤は入れすぎない
洗剤や柔軟剤は入れすぎることによりすすぎが不十分になり、衣類や洗濯槽に洗剤が残った状態になります。この洗剤残りも雑菌にとっては嬉しい環境。洗濯機も衣類も雑菌が繁殖して嫌な臭いがするようになるので、洗剤は適量を入れましょう。
洗濯槽の掃除頻度は月に1回
月に1度のペースで洗浄しましょう。
まとめ
カナダで買える洗濯槽クリーナー3種と漂白剤の合わせて4つを比較レビューしました。
・塩素系漂白剤:最も安価。水でも効果あり。匂いがキツイ
・グリステン:専用クリーナーの中で最も安価。お湯が良いけど水でも効果あり。
・タイド:洗濯洗剤の大手が出している安心ブランド。お湯で洗わないと効果が半減
・アフレッシュ:専用クリーナーで最も高価。タブレット状なのでこぼす心配がない。
ご自身に合う洗濯槽クリーナーの選び方
・洗濯機に推奨の洗濯槽クリーナーの記載があればそれを使う
・お湯が出ない洗濯機の場合は塩素系漂白剤を使う。塩素系漂白剤が苦手ならグリステンがオススメ。
・特に推奨もなく、お湯も出る場合は4種どれを使っても同等の効果を感じられる
洗濯槽を清潔に保つ方法
・使用時以外は洗濯機のドアを開けておく
・ゴムパッキンを掃除する
・洗濯物を入れっぱなしにしない
・洗剤は入れすぎない
・洗濯槽の掃除頻度は月に1回
以上最後までご覧くださりありがとうございました。
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