スイッチひとつで簡単にゴミやほこりを吸い込んでくれる掃除機。しかしながら正しく掃除機をかけていなければ労力がかっている割に効果は半減してしまいます。今回は正しい掃除機のかけ方について基本をまとめました。
・掃除機をかける前にやること
・体に負担をかけない姿勢
・掃除機をかけるスピード
・フローリングとカーペットでのほこりが溜まりやすい箇所の違い
掃除機をかける前に片付けをする
掃除機をかける前にまずものを片付けて、できる限り床の上にものが無い状態にしておくと掃除機をかけやすくなります。ものを動かしながら掃除機をかけると何度も中腰になるので腰への負担もかかります。また片付けずに掃除機がけを始めてしまうとソファーの下やベッドの下に落ちているものをうっかり吸い込んでしまうリスクもあります。
掃除機のかけ方のポイント
背筋を伸ばして力を入れずに軽く持つ
掃除機をかける際は背筋を伸ばし、掃除機は軽く持つようにします。ヘッドの重みを利用しゆっくりと大きく前後させます。
掃除機は周囲の空気とともにほこりを吸い込むので力任せにヘッドを押し付けると周囲の空気を吸い込めずに集塵力が下がります。腰を曲げて掃除機を床に押し付けるように力を入れてしまうと体が大変な上に掃除機の効果まで下がることになります。
ヘッドはゆっくりと往復させる
ゴミやほこりが掃除機に吸われる際、どちらの方がより吸われると思いますか?
・一瞬の吸引を数回
・長時間の吸引を1回
正解は長時間の吸引を1回です。掃除機の効果を最大限に発揮するには素早く何度も往復させるのではなく、ゆっくりと1往復させる方が同じ時間をかけても効果的です。具体的には6秒かけて1往復するのが理想的です。
コンセント近くからスタートする
コードありの掃除機を使用されている場合、コンセント近くから掃除機をかけるのがスムーズです。コンセントから離れた位置から掃除機をかけると、コンセントが邪魔になるためです。
排気口の向きに気をつける
掃除機の排気口がどこについてどの向きに吹いているのか気にしましょう。向きを変えれるなら掃除機の進行方向とは逆の方向に向け、これから吸い込もうとしているゴミやほこりを吹き飛ばさないように気をつけましょう。
フローリングの場合
フローリングの場合ほこりは溝や角に溜まりやすいです。フローリングの木目の方向に沿ってゆっくりと掃除機をかけ、溝に入り込んだほこりを吸い込むように意識してかけましょう。部屋の角や家具の隙間やコンセント周りに溜まったほこりは場合によってはノズルを変えて掃除すると効率よく仕上がります。
カーペットの場合
カーペットやラグの場合は人が通る箇所にゴミやほこりが留まりやすいです。毛足の間にゴミやほこりが入り込み、ダニが発生しやすい環境にあるのでフローリングよりも丁寧に掃除機をかけたい箇所です。
まず一方向に掃除機をかけたあと、方向を90度変えて十字に掃除機をかけるのがポイントです。
押す時と引く時どちらの方が良く吸い込むか
回転ブラシつきのヘッドは基本的には引く時の方が集塵力が高いです。
ただ、ダイソンや上記の写真のようにヘッドにライトが付いていて床を照らすタイプの掃除機は押す時の方が吸い込みが良くなります。
引く時の方が集塵力が高い掃除機: 押す時を気持ち早く、引く時をゆっくりかける
押す時の方が集塵力が高い掃除機: 押す時をゆっくり、引く時は気持ち早く動かす
回転ブラシなど無くただ穴が空いたタイプのヘッドでは押す時、引く時での集塵力の差はありません。
是非お使いの掃除機はどのタイミングが1番吸い込みが良いのか気にされてみてください。
本体のお手入れも忘れなく
お使いの掃除機がほこりまみれになっていませんか?マイクロファイバークロスでサッと表面を拭くだけで見違えるほど綺麗になります。普段使う道具がピカピカだと次回気持ちよく使うことができます。
ヘッド部分は掃除機がけを効率よくするための肝心な部分。定期的に絡まった髪の毛などを取り除いたり除菌シートで拭いてあげると効果的に清潔に使うことができます。
まとめ
掃除機はスイッチひとつでほこりを吸い込んでくれる優れもの。しかし正しく使用出来ていなければ、労力の割に効果が半減しているかもしれません。是非掃除機の正しい使い方をマスターして腰への負担を減らし、力も使わず、最短時間で最高のパフォーマンスをしてもらいましょう。
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